イタリアの街、人間、生活

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*はじめに
イタリアを語る上でどうしても知っておかねばならないことは、南北問題。
縦に長く、気候、風土、習慣、などが大きな違い、いろいろと問題を残し
同時進行していくイタリア経済。以前政府の要請でオリベッテイ社やアルファロメオ社がそれぞれ南イタリアに工場を持ち、南部経済に大きな活動を期待されましたが今はそれぞれ撤退しています。
それでは一体われわれが持っているイタリアに関するイメージとは何だろう。
マンジャーレ(食) カンターレ(歌) アモーレ(愛) と観光案内書の1ページに書かれている、いわゆる南イタリアでの習慣。最近ようやく、ミラノ、トリノ、の地名が一般化されてきた北イタリアに対するイメージでは、理解できない気候、風土、を持った同じイタリアである。

*北イタリア
イタリア北部は、フランス、スイス、オーストリア、と接し、歴史的に見て他国からの侵略があり、かなりの文化が交流した。ベネチア共和国の交通経路を見ただけでもはっきりしている。また現在も北イタリアではドイツ語が使用されているところもある。
冬の3~4ヶ月間は、まったく霧に覆われ、春まで太陽が見られない陰気な北。私はこの北イタリアを代表する工業都市ミラノで、デザインに関する仕事をしてきた。
ミラノの人たちが、この厳しい気候の中で、習慣ずけられたインテリアへの関心、デザインに関する敏感なほどの美意識、ライフスタイル全体をコーデイネートし、楽しむ生活スタイルは、彼らの人生そのもの。
また建築、デザイン事務所のほとんどが、ミラノに集中し、各種雑誌出版界も、日本の企業の支店も多い。実際経済上では、ミラノが中心で、ローマに政治関係の機関が集中しており、いわゆる「ミラノが稼ぎローマがつかう」といわれている。私の仕事でもまず南に出張した経験はなく、ほとんどのメーカーは北に集中している。ミラノ郊外にはほとんどの家具メーカーがあり、テキスタイルもコモ湖のほうに集中している。一部ベネチア地方にも家具メーカーがあるが、ほとんどがミラノ、コモ間にあり、ミラノにショールームを持ち、ミラノのデザイン事務所と契約している。
イタリアの場合、日本と違う大きな点は、まず企業内にデザイン部門を持たないことである。デザインは事務所に依頼するのが普通で、会社内では
それを具体化、商品化する技術部を持つというスタイルでやっている。
商品の命も長く、やっと2~3年経ってから売れ出してきた話など耳にするが、やはり最近では、それだけの余裕がある企業も少なくなってきている。しかし家具メーカーの中には、そのスタイルを変えずいいものを造り続けているメーカーもあり、市場をイタリア国内だけでなくヨーロッパ、アメリカ、に求めて、長くいい物
造りをやっている。   
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