歴史的地区の保存 CENTRO STORICO

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毎年少しずつ沈みつつあるベネチア、町全体が歴史的建物のローマ、絵画、彫刻の宝庫、フィレンツエ。その他すべての街、村にも歴史的なものが見られる。広場や教会を中心に街が広がっていった典型的中世都市発生や、また中部イタリアでよく見られる小高い丘の上に街が構成されている。スパイラル状に、放射状に,大通りを中心に何らかの形で、このように町ができ、その中心街がいわゆるCENTRO STORICO (歴史的中心街)といわれ、保存が加えられ市民はそれを守り、生活に溶け込み、自分が生まれ育った街を誇らしげに自慢している。
この歴史的建物が、あのイタリアンモダンデザインにうまくいかされ、なんともいえないコーデネイトになっている。よく古城などで展覧会なども行われる。これも古城を保存し,内部はモダンな展示器具や照明方法で、空間のバランスをうまく取っている。この歴史的建物の良さがわかり、室内空間の広がりが理解できれば、なぜモダンなデザインが生まれるのか一つのカギになるかもしれない。やはりヨーロッパの中世のばかでかい建築空間を満たすためのインテリア、絵画、彫刻類が現在のプロダクトデザインに大きな影響を及ぼしたのだろう。
現在一般のイタリア人を我々の眼から見ればかなり質素な生活をしているように見える。新婚当時はあまり家具がないのが普通で、生活と共に買いたし、あまり使い捨て的な考えで、間に合わせには決して金を出さない。だから一般人の家庭にも有名デザイナー家具や照明器具などが置かれている。スペース的には新婚当時からでも70~100m/mぐらいのアパートで生活を始めるようである。かなりうらやましいインテリア空間があり、あとは家具をそろえれば一生使っても、また二代、三代にまでも使えそうな建築物である。もちろん暖房が入っているのが当たり前で、夏はクーラーが要らないから生活の最低レベルは守られている。
アパートの外壁は,市のかなりはっきりした制限があり、町全体も美観を守っている。またインテリアの改装にも市の許可が必要で、古いアパートでは、エレベーターがないとか、バスルームが機能的でないとか許可を求めるのである。
都市には一戸建てがないのが当たり前のヨーロッパでは、都市生活の基本は、共同、共有、の精神からなり、各人の個人主義と都市生活者である共同、共有、のバランスがうまくとられ対人関係を保っている様である。
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